会社にとっての内部監査とは、経営目標を達成するためにそれを阻害する様々なリスクを発見し、それに対して有効な施策を見出すために重要となってくる取り組みです。
ここでまず重要となってくるのは、実効性のある内部監査が行われなくてはならないということです。内部監査部門を組織して内部監査を実施したとしても、内部監査人からの改善提案について監査対象部門が実際に問題の改善に取り組まなくては全く意味をもたないものになってしまいます。これを回避するためには、まず経営者の姿勢が大切です。経営者が内部監査の有用性を認識したうえで、企業集団全体に対して内部統制の整備と合わせて運用に関して有用性を周知するという必要があります。
続いて重要となってくるのは、経営者や取締役会などに内部統制の整備及び運用状況の問題点や改善点が正確かつ完全に報告されることです。これを達成するには、内部監査部門や担当者を経営者の直属とすることや、経営者が内部監査の不備の内容を把握しやすいような制度を立ち上げることが必要です。
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